大玉村で、農業の未来をつくる3人を募集します。
安達太良山の麓に広がる、福島県大玉村。豊かな水と土に恵まれ、米を中心に、さまざまな農業が営まれてきました。けれど今、大玉村の農業は大きな転換期を迎えています。
農業者の平均年齢は上がり、5年後には農業をやめたい、あるいは規模を縮小したいと考える農家も少なくないかもしれません。この風景と農業を、10年後、その先へつないでいくために。
大玉村では今年度から、新規就農者確保プロジェクト「オオタマノータス」をスタートしました。
そして今回、その中心となって活動する3名の地域おこし協力隊を募集します。
募集するのは、「農業をする人」だけではありません。
オオタマノータスが考えているのは、単純に農家の数を増やすことではありません。
農業に興味を持つ人を増やす。
農家と新しい人が出会う仕組みをつくる。
農業に別の仕事や得意なことを掛け合わせる。
新しい商品やサービスを生み出す。
そして、農業を仕事として選び、暮らしていける未来をつくる。そのために必要なのは、農業だけの経験ではないと考えています。企画、デザイン、マーケティング、観光、教育、福祉、IT、起業、コミュニティづくり。
あなたがこれまで培ってきた経験も、大玉村の農業に足せるものかもしれません。
農業に、あなたなら何を足す?
募集01:大玉村の農業の未来を描く。「新規就農者確保プジェクト」推進マネージャー。
まず募集するのは、オオタマノータスというプロジェクトそのものを動かしていく人です。大玉村の農業を10年後、その先へつないでいくためには、どんな人に来てもらう必要があるのか。その人たちが農業を始め、暮らし、地域に根づいていくためには、どんな仕組みが必要なのか。
村や農業振興公社、農家、地域内外のプレイヤーと一緒に考えながら、プロジェクト全体を設計・推進していきます。
具体的には、プロジェクトの戦略立案や進行管理、チームづくり、村外のサポーターとの関係づくり、今後計画されている地域振興施設の戦略検討など。すでに完成したプロジェクトを運営する仕事ではありません。
まだ始まったばかりだからこそ、仕組みそのものから一緒につくることができます。
3年間の活動後には、大玉村を拠点とした地域商社やPMコンサルタントとしての独立、地域振興施設のマネジメント、公社の中核人材など、その経験を次の仕事へつなげていくことも想定しています。

募集02:「ちょっと農業が気になる」を、次の一歩へ。「農業体験プログラム」マッチングディレクター
農業に興味はある。でも、いきなり「就農」と言われるとハードルが高い。そんな人は、きっと少なくありません。だからこそ、「ちょっとやってみたい」という小さな興味から農業に触れられる入口をつくります。
農業体験プログラムの企画・運営や、農家と参加者をつなぐ仕組みづくり、農業サポーター制度の設計、農福連携、農業体験イベントやツアーの運営などが主な仕事です。
大玉村には、すでに農業を営んでいる人がいます。一方、村の外には「農業に関わってみたい」「地方で何か始めてみたい」と考えている人がいます。その間に立ち、新しい出会いをつくる。
農業の経験はもちろん、人と人をつなぐこと、イベントやツアーを企画すること、場をつくることが好きな人にも、力を発揮してもらえる仕事です。

募集03:農業に、自分の「得意」を足してみる。「半農半X」起業伴走サポーター
農業+デザイン。
農業+IT。
農業+カフェ。
農業+ものづくり。
農業+これまで続けてきた仕事。
「半農半X」とは、農のある暮らしと、自分の得意なことや仕事を組み合わせる生き方です。この仕事の特徴は、誰かの挑戦を支援するだけではなく、自分自身もその実践者になること。
農業研修などを通して農を学びながら、自分なら農業に何を足せるのかを考え、「半農半X」の事業を実践していきます。
同時に、大玉村で同じような挑戦をしたい人へのヒアリングやビジネスプランづくり、起業支援、セミナーやワークショップの企画、活動の情報発信などにも取り組みます。
3年間の先には、自分の「半農半X」を事業化して独立することも、公社や村と関わりながら自分の仕事を続けていくことも考えられます。
「農業をするか、今の仕事をするか」。
その二択ではなく、
「農業に、今の自分をどう足せるだろう」。
そんな新しい選択肢を、自分自身でつくっていく仕事です。

3年間で、「その先の仕事」までつくる。
地域おこし協力隊の任期は、最長3年間。だからこそ、私たちは3年間だけの仕事を用意して終わり、とは考えていません。
活動しながら大玉村の人や農業とつながり、自分の得意なことを試し、小さな仕事を生み出していく。
その積み重ねの先に、
「ここで、こんな仕事をして暮らしていきたい」
という次の選択肢が見えてくる。
そんな3年間にしたいと考えています。
大玉村ではこれから、スマートICの整備や新たな地域振興施設の計画など、村の環境そのものも変わろうとしています。
完成した場所に入っていくのではなく、変わっていく村の中で、自分もその変化をつくる側になる。
いまの大玉村だからこそできる挑戦があります。
農業経験がなくても、構いません。
農業の担い手を増やすプロジェクトだからといって、農業一筋で生きてきた人だけを探しているわけではありません。
むしろ、
これまでの仕事で培ったスキルを、地域で試してみたい。
いつか自分の仕事をつくってみたい。
農業には興味があるけれど、自分なりの関わり方を探している。
地域に入り込んで、いろいろな人と一緒に何かをつくるのが好き。
そんな人にこそ、来てもらいたいと思っています。
オオタマノータスも、まだ始まったばかりです。決まっていないこともあります。だから、あなたが入る余白があります。

募集概要
募集するのは、以下の3職種。それぞれ1名です。
・「新規就農者確保プロジェクト」推進マネージャー
・「農業体験プログラム」マッチングディレクター
・「半農半X」起業伴走サポーター
活動拠点は、大玉村農業振興公社。
勤務時間は原則8:30〜16:30、週35時間以内。給与は月額210,000円で、期末手当があります。
活動用車両は無償貸与。住居についても、予算の範囲内で家賃の一部補助を予定しています。
また、業務に支障がない範囲で、村長の許可を得て兼業することも可能です。
任用は年度単位で、勤務成績が良好な場合は更新し、最長3年間活動できます。
応募資格や詳しい勤務条件、応募方法については、大玉村公式の募集要項をご確認ください。
いきなり応募するのは、ちょっと怖い?
それも、当然だと思います。仕事を変えること。住む場所を変えること。そして、農業のある暮らしを始めること。WEBの記事だけで決められるような、小さな選択ではありません。
だから大玉村では、まず話を聞いてみたい方の相談も受け付けています。
さらに11月13日〜15日には、実際に大玉村を訪れ、農業や地域の人たちに触れながら、自分の「農+」を考える2泊3日の「おためし協力隊」も実施します。
まずは知る。話してみる。一度、大玉村へ来てみる。
そこから始まる挑戦があってもいいと思うのです。
安達太良山の麓には、農業の挑戦を支える追い風が吹いている。
大玉村で、あなたの「農+」を始めませんか?